こんにちは。タクヤンです。
今回お話しするのは
京都長岡ワラビ採り殺人事件
です。
京都長岡ワラビ採り殺人事件の概要
京都長岡ワラビ採り殺人事件は1979年5月23日に京都府長岡京市の山中で主婦が2名殺害された事件で、その他の名称は「長岡京2主婦殺害事件」ともいわれている。
そして、事件の5年後には同じ市でもう一人の主婦が殺害されたことも都市伝説的に語られている。
このワラビ採り事件は何の有力な情報もないまま時効が成立してしまい、未解決事件となってしまった。
事件の始まり
1979年5月23日長岡京市内にあるスーパーでパートの仕事をしていた主婦の2人が仕事終了後にスーパーから数キロ離れたところに位置する河陽が丘の裏山にワラビ採りに出かけ、そのまま消息不明となってしまい、2日後に山頂付近で遺体となって見つかったのが事件の始まり。
この山は通称「野山」と言われており、山菜やタケノコ狩りでよく知られていた場所ではあり、ピクニックの場所でも有名であった。
しかし、山奥に入ると人気もなく、過去には強姦事件も発生するような場所ではあった。
事件発生の昨年11月には南西10㎞の宇治市内の田園地帯でマラソン中の主婦が失踪したままの事件も起きている。
[スポンサーリンク]京都長岡ワラビ採り殺人事件の犯行の詳細
2人の直接的な死因は1人目(Aさん)が絞殺で、2人目(Bさん)が刺殺であった。
彼女たちのリュックにはそれぞれ空の弁当箱や採ったワラビ、財布などが入っており、強盗目的ではないと推測できる。
そして、検死の結果死亡時刻は正午~午後2時半までと判明している。
彼女たちはお金を盗まれた形跡は残っていた遺留品からもなかったが、Aさんのポケットの中から
オワレている
たすけて下さい
この男の人わるい人
と鉛筆で勤務先のスーパーの2日前のレシートに走り書きをされていた。
だが、殺害現場から少し離れたところで鉛筆の芯の先端だけ見つかっただけで、二人の荷物やポケットから鉛筆そのもは見つからなかった報告されている。
Aさん |
全身30か所以上を殴打され、左右計9本の除骨が骨折し、肝臓も破裂しており、アキレス腱も切られていた。 服は脱がされており、体内には犯人の体液と思われるものが残っていた。 |
---|---|
Bさん | 全身に50か所以上殴打されており、アキレス腱も切られており、体に包丁が刺されていた。
下半身の着衣が乱されていた。 |
見つからない犯人とその動機
犯人はAさんとBさんがそれぞれ何か所も殴打されていることから、おそらく格闘経験のある人間であり、お金を取っていないことから強姦目的が犯行動機とみられている。
しかし、その有力な証拠となる包丁も一本のみであり、指紋も検出されず販売ルートも特定できないままであった。
当初複数の不審人物が目撃されており、
少年 | 空手を習っており、山にもよくサイクリングに来ていたということから容疑者と考えられていた。
だが、その日には別の場所にいたというアリバイがある。 |
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謎の男1 | 事件の前年にワラビ採りをしていた主婦に対して「奥さん、ワラビ採れますか?」と声を掛けていた
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謎の男2 | 被害者が山に登った10分後に入山した25~30歳くらいの白いシャツにジーパンをはいた男二人組。
身元は特定できず。 |
謎の男3 | 現場付近に残っていた足跡から革靴のようなものも見つかっていた。
そして事件1週間前ほどに挙動不審な中年男がワラビ採りをしていた主婦に声を掛ける事件もあった。 |
タケノコ泥棒 | タケノコの地上に出ている部分を包丁でバッサリと切り取って持ち帰る男。
事件1年間で被害はぱったりと無くなった。 |
などなど複数人の容疑者が挙げられたが、似顔絵も作成された人物もいたが結局身元も特定できなかった。
京都長岡ワラビ採り殺人事件の5年後に起きたさらなる事件
そしてこの事件の約5年後に同じ市で主婦のCさんが首や背中をメッタ刺しにされた上、布団に包まれた状態で火をつけて殺害されるという事件が発生した。
警察がこの事件と京都長岡ワラビ採り殺人事件の関連性を調べたことから以下のような噂が流れた。
- 京都長岡ワラビ採り殺人事件が起きた時、CさんはABさんと一緒にいたが先に下山したので難を逃れた
- マスコミと警察が報道協定を結んでCさんの存在を隠した
- 何らかのトラブルでワラビ採りの真犯人に殺された
もちろん警察はこの2つの事件の関連性は言及しておらず、報道協定に関しても証言は得られなかったのであくまでも都市伝説レベルの噂話である。
[スポンサーリンク]終わりに
40年以上も前にこの事件が起き、犯人は生きていてもおそらく50後半でしょうが、それでも恐ろしいものです。
山に登る際は人気のいないところには絶対に行かないようにしてください。
>その他日本で起きた未解決事件