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日本の有名なシリアルキラー16人まとめ

シリアルキラー
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シリアルキラーとその定義

日本の有名なシリアルキラー16人まとめ

まず、シリアルキラーの定義はFBIの資料によれば

  •  1人、稀に複数人の犯人
  •  2人以上の被害者がいる
  •  殺害期間がある(一定の間隔をあけて犯罪を犯す)

と簡単に定義されていて、大量殺人鬼とも区別されています。(1日に4人以上殺害すると大量殺人鬼となる)

また、シリアルキラーは3つのカテゴリーに分類することも可能。

彼らの犯行動機は様々で、「力の誇示」「性欲」 など一概には言えません。

ただ、ほとんどのシリアルキラーに共通しているのは

  •  一見普通の人(社会生活を普通に営んでいる)
  •  幼少期に何らかの虐待を受けている
  •  程度の精神障害や精神病質を持っている

といったものです。

もちろん、これらの背景を持っているからと言って人を殺していい理由には何一つなりません。

シリアルキラーといえばアメリカ

といったイメージが多いですが、日本にもシリアルキラーに当たる犯罪者たちが多数います。

その多くは死刑判決を受けており、すでに執行されている者もいますが、中には今現在も生きている者もいます。



梅川昭美

梅川昭美

  •  事件名: 三菱銀行人質事件
  •  発生年: 1979年1月26日
  •  犠牲者数: 5人
  •  犯人: 射殺

日本でも珍しい銃撃事件の中でも特に猟奇性の高い事件です。

犯人は極貧生活の中で育ち、自分の置かれた環境と他人の環境の違いに嫉妬して殺人を犯すような男。

事件を引き起こした明確な理由は不明(お金目的は有力)であったが、30人以上を人質にし、2名の人質を惨殺。

警察官も2名が死殉職し、犯人の梅川は最後に射殺された。

シリアルキラーではないのでは?とも思うが、一応シリアルキラーとされている。



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大久保清

大久保清
  •  事件名: 大久保清事件
  •  発生年: 1971年3~5月
  •  犠牲者数: 8人
  •  判決: 死刑(執行済み)

たった2ヶ月で8人の女性を殺害した男。

彼の父は子供の前でも性行為を行ったり、子供の妻とも性行為を行うような男であった。

大久保清自身も小さいころに幼女にわいせつ行為を行ったりしていた。

被害女性は10代後半から20代前半。

2か月間の間に、大久保は車で100人以上の女性に声をかけ、10数人の女性と肉体関係を築いた。

そのうち8名を殺害し、埋めて遺棄するという残虐行為を行った。

最後は死刑判決を受けて死刑を執行されている。



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大米龍雲

大米龍雲
  •  事件名: 大米龍雲連続殺人事件
  •  発生年: 1905~1915年
  •  犠牲者数: 最低3人、その他含めると数十人
  •  判決: 死刑(執行済み)

大正時代に発生した連続殺人事件の犯人。

両親と幼い時に死に別れ、寺院に売られ、そこで修業し、柔道の修行をしていた過去を持つ。

「僧」の恰好でお寺の住職などを騙し、窃盗・強盗・強姦などを繰り返していた。

被害者は20代から70代と幅広く、被害件数は10年間で数十件以上行われた。

日清戦争で鼻を失っており、それが決定打となって逮捕され、死刑となった。



小田島鐵男

小田島鐵男
  •  事件名: マブチモーター社長宅殺人放火事件
  •  発生年: 2002年
  •  犠牲者数: 4人
  •  犯人: 2人
  •  判決: 死刑(小田島は獄中死)

マブチモーター社長の家に強盗放火を行い、

  •  9月24日に歯科医師強盗殺人事件
  •  11月21日に金券ショップ経営者妻殺害事件

など3ヶ月で3件の強盗殺人事件を引き起こし、4名を殺害。

小田島は練馬3億円事件を起こしており、共犯者の男は殺人の前科持ちであった。

2人は服役中に親しくなり、出所後の資金を得るために本事件を引き起こした。


小田島は逮捕後、死刑判決を受けたが獄中で病死。


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勝田清孝

勝田清孝
  •  事件名: 勝田清孝事件
  •  発生年: 1972~1983年
  •  犠牲者数: 8人
  •  判決: 死刑(執行済み)

東海・近畿地方で10年間で

  • 8人を殺害
  • 300件以上の窃盗・強盗

を行った凶悪犯罪者であり、自分の人生への不満から犯行に及んだという。

主に銃を使っての犯行が多く、本人は22人を殺害したと自供していたが、証拠不十分で14件は別件とされた。

最後は被害者の名前を一人一人呟きながら謝罪を行い、死刑が執行された。

2019年の京都アニメーション放火殺人事件まで、「戦後の単独の事件での死者数最多」の事件の一つであった。



木嶋佳苗

木嶋佳苗

  •  事件名: 首都圏連続不審死事件
  •  発生年: 2007~2009年
  •  犠牲者数: 6人
  •  判決: 死刑(収監中)

首都圏で発生した連続不審死事件の犯人であり、日本の女性のシリアルキラー。

嘘が得意で、婚活を悪用し7件の詐欺行為(未遂含む)を働いた。

その他に9人の男性が彼女にお金を貢いでおり、ほぼ全員が一酸化中毒死であった。

ただ、彼女が殺害したとして確定したのはたった3名で、他の6名は疑惑どまりとなった。

また、状況証拠が殆どであり、物的証拠が少ない状況で立件された異例な事件でもある。


死刑判決を受けており、収監中となる。



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栗田源蔵

栗田源蔵
  •  事件名: おせんころがし殺人事件
  •  発生年: 1948~1952年1月13日
  •  犠牲者数: 7人
  •  判決: 死刑(執行済み)

7人を殺害した連続殺人事件の犯人。

12人兄弟の三男として誕生したが、家族は「貧乏の子沢山」であったので放置されがちな家庭環境であったという。

また、夜尿症が原因でいじめにあい、この症状に死刑執行直前まで悩まされていた。

炭鉱夫となって仕事をしていく内に荒くれ者となった。

交際相手の女性を殺害したことをきっかけに、複数の女性を強姦・殺害・屍姦。

さらに被害者たちを断崖絶壁「おせんころがし」から突き落とし、石で殴殺。

死刑判決を受けて死刑執行をされている。

「女性と寝るときは叩いたり絞めたりすると気持ちがいい」

と記しており、異常な性癖を持っていた。



小平義雄

小平義雄
  •  事件名: 小平事件
  •  発生年: 1945~1946年
  •  犠牲者数: 8人
  •  判決: 死刑(執行済み)

太平洋戦争末期から混乱期にかけて犯罪を犯し続けたシリアルキラー。

ターゲットは「仕事」や「食料」を求めていた女性ばかりであった。

女性を強姦し、首を絞めて殺害する手口を利用し、1年近くで8人の女性を殺害した。

犯行動機は「女性の死に顔を見ると性的に興奮する」。

妻子がいるにも関わらず犯行を続け、最後に殺害した女性とその家族に本名を伝えていたことから逮捕された。

30人以上を強姦したと公言しているが、確定しているのは8人だけ。

死刑が確定し、実行済みである。



酒鬼薔薇聖斗

酒鬼薔薇聖斗
  •  事件名: 神戸連続児童殺傷事件
  •  発生年: 1997年
  •  犠牲者数: 5人(死者2人、負傷3名)
  •  判決: 少年院

日本中を震撼させた中学生のシリアルキラー。

年下の子供を殺害し、その頭を切断して学校の正門に置くという異常な犯行を行った。

また、新聞社にも手紙を送ったりと挑発行為を行っていたことでも有名。

直感象素質(瞬間的に見た映像をいつまでも鮮明に記憶できる)であり、動物への暴力や殺害、遺体損壊に対し性的興奮を覚えるような人間。


事件当時少年であったことから、少年院に入所。

出所後は本を出版し、生活をしているという。



清水定吉

清水定吉
  •  事件名: ピストル強盗事件
  •  発生年: 1882~1886年12月3日
  •  犠牲者数: 6人
  •  判決: 死刑(執行済み)

職業が按摩師のシリアルキラー。

覆面をして、拳銃を使用し、80件以上の強盗を行い、6人(警察官1名含む)を殺害した。

この事件は日本史上で初めて「拳銃を使った強盗事件」であり、清水が日本を震撼させたことは間違いがない。

死刑判決を下されて死刑執行がされた。


死後、この事件および彼を題材とした作品が数多くある。



永山則夫

永山則夫
  •  事件名: 永山則夫連続射殺事件
  •  発生年: 1968~1969年
  •  犠牲者数: 4人
  •  判決: 死刑(執行済み)

事件発生時未成年であったシリアルキラー。

日本の死刑を選択する際の判断基準「永山基準」が生まれた事件の犯人でもある。

在日アメリカ軍の基地内で拳銃を盗み、それを用いて約1年間で4件の強盗殺人事件を引き起こした。


幼少期はネグレクト(育児放棄)で親の愛情は受けれなかった過去を持つ。

数少ない「犯行時未成年の死刑判決」の事例の一人でもある。



西口彰

西口彰
  •  事件名: 西口彰事件
  •  発生年: 1963~1964年
  •  犠牲者数: 5人
  •  判決: 死刑(執行済み)

1年間で5人の人間を殺害したシリアルキラー。

犯行動機は「借金返済と愛人の歓心を買う」という短絡的なもの。

警察から逃走しながらも詐欺と殺人を繰り返した。

弁護士などと騙りながら、逮捕されるまでの約半年で5人を殺害した。

金を得るためなら殺しもいとわない男であったが、最後は10歳の少女に見抜かれて逮捕された。

子供に「自分のようになるな」と言い残し、死刑が執行された。


古谷惣吉

古谷惣吉
  •  事件名: 古谷惣吉連続殺人事件
  •  発生年: 1965年10月30日~12月12日
  •  犠牲者数: 8人
  •  判決: 死刑(執行済み)

西日本連続殺人事件ともいわれている事件の犯人。

2ヶ月で西日本の一人暮らしの老人8人を殺害した男。

幼いころに母親を亡くしており、賭博に走った父親と継母からのいじめという複雑な家庭環境で育った。

反抗的な性格でもあり、連続事件を起こすまでに合計で約30年間服役している。


犯行当時50代であり、被害者たちも同年代であった。

約4か月で2府3県において9件の強盗殺人を繰り返した。

犯行動機は「手相では50歳までしか生きれないと示していたので、何か名前を残したかった。手っ取り早い方法が殺人だった」である。

死刑確定後も獄中で傷害事件を引き起こしたりしていたが、1985年に死刑が執行された。



吹上佐太郎

吹上佐太郎
  •  事件名: 関東連続少女殺人事件
  •  発生年: 1906~1923年
  •  犠牲者数: 7人
  •  判決: 死刑(執行済み)

17年間で27人以上の女性を殺害し、そのうち6人を殺害したシリアルキラー。

父親は大の酒好きであり、酔うと寝ている子供たちに構わず性行為を行うような人間であった。

その影響もあり、佐太郎は7歳のころから妹の性器をいじっていた。(9歳の時に家から追い出された)


少年のころに、女性から逆レイプされ、男色に走る。

監獄生活を繰り返したりし、15歳の時に少女に手を出し、17歳の時に11歳の女性に手を出している。

1906年に1人を強姦殺人を行い収監、22年に出所したが、性欲を抑えきれずに犯行へ。

1922~23年の1年間で27人の少女を強姦し、そのうち6人を殺害。

死刑判決となり、死刑確定後2ヶ月で執行された。



堀慶末

堀慶末
  •  事件名: 碧南市パチンコ店長夫婦殺害事件、闇サイト殺人事件
  •  発生年: 1998年、2007年
  •  犠牲者数: 2名、1名
  •  判決: 死刑(収監中)

2つの殺人事件を引き起こしたシリアルキラー。

1975年在日朝鮮人の父親と、日本人の母親の5男として誕生。

父親は母親に対してDVを行ったり、浮気をしたりして育児放棄状態であったという。

23歳の頃に共犯者2名と共に、借金返済などのお金の為にパチンコ店長夫婦を殺害。

逃亡生活の最中の2004年に強盗殺人未遂を起こし、2007年に有名な闇サイト殺人事件を引き起こした。


闇サイト事件で逮捕され、無期懲役確定後に夫婦殺害の件でも起訴された。

死刑が確定したが、今は収監中である。



宮崎勤

宮崎勤
  •  事件名: 東京・埼玉連続幼女誘拐殺人事件
  •  発生年: 1988~1989年
  •  犠牲者数: 4人
  •  判決: 死刑(執行済み)

日本で幼女・女児を4人誘拐・殺害したシリアルキラー。

手のひらを上に向けることができない病気を患っており、そのことでいじめを受け、周りからも助けられなかった過去を持つ。

小さいころに動物虐待を行ったという話もある。

1988年から1年間で4人の幼女・女児を誘拐し、強姦・殺害・屍姦などを繰り返した。

とある姉妹の全裸写真を撮ろうとした時に父親に現行犯逮捕されて、一連の事件の全容が明らかになった。

犯行動機の完全な解明は分かっていないが、性愛の対象は「ロリコン」という意見が強い。

また、宮崎が「ホラー作品」や「ポルノ作品」を多く有していたことから、同じような趣味を持っているオタクは「空想と妄想、現実の境界が曖昧な人間」と誤解された。

社会的影響を多く及ぼした犯人であったが、2008年に死刑が執行された。

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