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【メアリー・ベル事件】11歳の少女が犯した殺人事件とは何なのか?

世界

今回お話しするのは

メアリー・ベル事件

です。

 

 

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メアリー・ベル事件の概要

 

メアリー・ベル事件」とは1968年5月から7月にかけてイギリスで発生した殺人事件

当時10歳の少女が3歳と4歳の男児を殺害し、警察に対して挑発的なメッセージも残したことや11歳で有罪判決を受けて服役していたが出所後自伝を出版した事件としてもかなり有名な事件。

 

 

事件の犯人「メアリー・ベル」とその家庭環境は?

事件の犯人「メアリー・ベル」とその家庭環境は?

メアリー・ベルはこの事件の犯人で、その家庭環境は劣悪といわれていた。

彼女の母親ベティは売春婦をしながら未婚のまま17歳でメアリーを産んだが、母親はメアリー本人に対して愛情なんてものはなかった

でなければメアリーを産んだ第一声が「早くそれを何処かにもっていって」とは絶対にならない。

メアリーと継父のビリーはベティの稼ぎと生活保護で暮らしていたが、もしビリーが父となると生活保護の受給額が減少するのでメアリーはずっと「叔父」というように躾けられていた。

そして、継父のビリーは窃盗犯ではあったが母親とは違ってメアリーのことは大変可愛がっていた。

 

 

これだけでもかなり悪い環境であるが、母親はドラッグの常用者でもありメアリー本人もドラッグを誤って服用してしまい生死を彷徨ったこともある。

ドラッグが日常的に幼いメアリーの手に届く範囲に置いてあるというというのはやはり劣悪な家庭環境でしかないですし、愛情のない母親ならありえることでしょう。

 

 

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メアリーが犯した最初の殺人事件と残された奇妙な落書き

メアリーが犯した最初の殺人事件と残された奇妙な落書き

マーティン・ブラウンが発見された場所

1968年5月に空き家で近所に住んでいた4歳の幼児マーティン・ブラウンが子供の遺体が発見された。

彼は口から血の混じった唾液が付着している以外は争った外傷はなく、近くに空になった薬便が転がっていたことから警察はマーティンが一度に誤って薬を飲んでしまったことによる事故死と断定された。

 

しかしこの死から数週間後に託児所の備品が壊され、掃除道具などが散乱しているのが発見された。

そして警察はいくつかのメモ書きが残されており、そこに残されていた落書きには「マーティンは事故死ではなく他殺」とほのめかすような内容であったが警察は悪戯と処理。

 

↓実際の落書き

 

 

 

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2件目の殺人事件の発生とメアリーの逮捕

2件目の殺人事件の発生とメアリーの逮捕

マーティンの死から約2ヶ月が経ったある日に3歳の幼児ブライアン・ハウがコンクリートブロックに横たわった状態で発見された。

  • 遺体は長い葉と周辺の生えていた紫の花で覆われていた
  • 鼻にはひっかき傷
  • 口には血の混じった唾液
  • 首には絞められた痕
  • 腹部にはMという傷
  • 近くに草にハサミが置いていた
  • ハサミの片方の刃は折れており、もう片方は曲がっていた

という状況であった。

その後警察は10歳のメアリー・ベルと13歳のノーマ・ベル(親族関係はない)に事情聴取を行ったがメアリーは殺害現場で少年を見たと証言。

しかしハサミの件に関しては警察しかその時は知らず、犯人にしか分からない事情を話し始めたのでこれをきっかけに二人は殺人事件の容疑で逮捕されました。

 

 

逮捕前のメアリーの狂った言動と罪の擦り付け合い

逮捕前のメアリーの狂った言動と罪の擦り付け合い

法廷では二人が罪の擦り付け合いを行っていた。

今で考えてみれば二人の押し付け合いは小学生の悪戯などを押し付けあうようなその程度の認識だったのかもしれません。

また、事故死と断定されていたマーティンの事件も殺人事件の容疑が浮上し、実際にメアリーがマーティンとブライアンの二人を絞殺していたことが判明しています。

 

 

そして、メアリーの恐ろしい一面が分かるのは逮捕直前のマーティンの母親に対する言動である。

メアリーはニヤニヤしながら母親に対して

  • マーティンがいなくなって寂しい?
  • マーティンのことを思うと泣ける?
  • おばさん、マーティンのことを恋しい?
  • 棺に入ったマーティンのことを見たいの。

などなど聞いていた。普通に考えたらありえない言動であり、10歳でもそんな心無いことは言わない。

そして葬儀の様子も同じようにニヤニヤしながら見ていた。

 

 

 

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裁判の判決と拘置所でのメアリー・ベルの行動

裁判の判決と拘置所でのメアリー・ベルの行動

裁判は1965年12月5日に始まり、二人の罪の擦り付け合いは未だに行われていた。

ブラウンの殺人事件については2人ともそろって無罪を主張した。

 

そして、4時間後に陪審員たちが出した判決は

ノーマは無罪だが託児所への不法侵入で保護観察処分

メアリーはマーティン、ブライアン両件で共に有罪だが、10歳であることも考慮して治療終結後に釈放

という不定期刑に処され、メアリーの母親は有罪判決が決まった後にお金欲しさにメディアにメアリーに関する嘘の情報を提供している。

しかしその後は収容施設がなかなか決まらなかったことで男性ばかりの少年院に送られたり矯正施設を転々としている。

 

また、裁判前の拘置所において監視していた婦人警官に対して

  • 裁判官が懲役30年を私に言うと思う?
  • 私が裁判官ならこんな罪を犯した11歳の少女は1年半閉じ込める
  • 殺人はそんなに悪いことじゃないよ。だって人はいつかは死ぬのよ

などと発言し、またたまたま猫が現れた時、その猫を思いきり抱き締めて窒息寸前に追い込んだ。

このことに対して注意されると

猫はそんなこと感じていないわ。

私はやり返さない小さなものを痛めつけるのが好きなの

と反論。

やはりサイコパス。

 

 

仮釈放後のメアリーは?

仮釈放後のメアリーは?

1980年のメアリー・ベル

1980年5月に仮釈放されたメアリーは22歳で、職を転々としながら大学に通った。

しかしすぐに不登校になり母親の所に戻っていった。

 

そしてこの頃に若い男性と付き合って妊娠して1984年には女の子を出産し、その後の仮釈放期限がきた1992年までは裁判所の監督下にあったが育児は認められていた。

さらにその後別の男性と付き合い始めて小さな村に落ち着いたが周囲から前歴を知られて「人殺しは出ていけ!」とデモに発展するまでなった。

 

 

 

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メアリー・ベルは自伝を出し、匿名の権利も勝ち取った

メアリー・ベルは自伝を出し、匿名の権利も勝ち取った

被害者マーティン・ブラウンの母親ジェーン・リチャードソン氏

メアリー・ベルはこういった出来事に関して「魂の叫び」という本を出版しており、事件の様子とメアリーの思いが載せてあります。

 

メアリーの娘は当初は母親の犯罪歴を知らなかったがメディアが住所を特定して直撃してきたことで事件のことを知った。

こういったことから彼女たちは自分たちの匿名性保護期間を勝ち取ろうとし、2003年にメアリーと彼女の娘は通常18歳までとなっている匿名性保護期間を生涯にわたって保証するという権利を勝ち取った

その後生涯の匿名性はロンドンの最高裁で更新されて、メアリーの孫にまでその匿名性は約束されるまでとなった。

 

このことに対して被害者マーティン・ブラウンの母親ジェーン・リチャードソン氏は

最高裁が下した判決は彼女を守るためだけのものであり、殺人者にあるその権利が私たち被害者遺族にはありません。

と答えています。

 

 

メアリー・ベルは現在どこに住んでいるのか?ネットの書き込みでも賛否両論

メアリー・ベルは現在どこに住んでいるのか?ネットの書き込みでも賛否両論

 

その後メアリーはマスコミに追いかけられることがなくなったため、現在はどこに住んでいるのかは不明です。

しかしそんなことを許さないのはネットのユーザーたち。

 

メアリー・ベルはノッティンガムシャー州イースト・レットフォードに住んでるよ!地域のことを調べれば簡単にわかるよ。彼女はステファン・G・ブライアンと結婚して、ヘレン・S・フォースターと名乗ってたらしい。名字は彼女の恩師からとったものだとか。で、その後レイシーに名字を変えたみたいよ。2002年の裁判に夫のブライアンが出てたから、隠すに隠せないよね。

mary flora bell said:
August 10, 2015 8:07 PM

 

カナダのバンクーバー近く、ポートムーディーDCのショアライン・サークル121にメアリーと娘が住んでいるらしい。法律上、有罪判決を受けた市民は知らされる事になってて、私の兄が警察官だからその情報を知ってたんだけど、私にこっそり教えてくれたの。
メアリーは54歳にしてはすごく若く見えるよ。

unknown said:
September 13, 2011 9:59 PM

 

 

おまえら彼女が住んでる場所なんか知らないのにでたらめ書いてるだろ。彼女は未だマスコミの餌食で平穏に暮らせてない。忘れちゃいけないのは生まれつきの悪人はいないってこと。メアリーの母親と父親が幼児虐待の罪で刑務所にはいるべき。

NA said:
September 20, 2014 11:01 AM

 

フェイスブックで居場所晒すべきじゃないよね。被害者家族のトラウマ増幅させるだけ。

Della Ville said:
August 15, 2016 8:24 AM

 

どこの国でもこういったことはよくあるということです。

一番説として言われているのは「イースト・レットフォード」という地域ですが、今彼女の住んでいる場所を特定したところでどうにもならないというのは思うところです。

 

 

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終わりに

こういった事件を調べていると、とくにアメリカなどではサイコパスといわれる犯人は出てきますがイギリスで11歳の少女がサイコパスというのは衝撃的でした。

もちろんこの事件はイギリスではかなり有名で特にこの囚人の身元を保護するという裁判所の判決は「Mearry Bell order」と非公式に呼ばれているそうです。

 

ですが、犯人の権利とかもわかりますが被害者遺族には何の権利もなく白昼にさらされているのに加害者側はその匿名を一生保護される・・・・・。

やはり不平等としか言いようがありません。

 

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