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【岡山駅突き落とし事件】男性を駅のホームに突き落とした未成年犯罪とは?

岡山駅突き落とし事件とは? 未成年犯罪

今回お話するのは

未成年による突き落とし殺害

岡山駅突き落とし事件

です。



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岡山駅突き落とし事件とは?

岡山駅突き落とし事件とは?

岡山駅突き落とし事件は、2008年3月25日に西日本旅客鉄道(JR西日本)で発生した殺人事件。

岡山市駅元町のJR岡山駅の山陽線ホームで、38歳県職員の男性が突き飛ばされる。

そのまま線路に転落し、福山行き下り普通電車に跳ねられた

男性は全身を強く打っていて病院に搬送後5時間後に死亡

その場にいた無職18歳の少年が認め、逮捕された。

  •  男性1人死亡
  •  犯人: 懲役5~10年の不定期刑



事件の犯人

岡山駅突き落とし事件の犯人

事件の犯人は事件当時18歳の無職少年。

一家は阪神大震災で被災し、兵庫県尼崎市から大阪府大東市に引っ越す。

大柄であったが、性格は優しく大人しい少年であった。

担任の先生からは「目立たない存在だが、気持ちは優しい子」と評価されていた。

しかし、そういった大人しい性格なのか、新しい環境にはなじめなかった。

そういったこともあり、小中学校を通じてたびたびいじめられていたという。



小中時代の他人からのいじめ

岡山駅突き落とし事件のいじめ

同級生は体格はいいが大人しい少年を、いじめの標的として「格上狩り」という名の犯罪行為を行っていた。

「くさい」「デブ」と体育の授業後の汗のにおいを暴言にされ、イスを投げつけられたりもした。

さらには、「女子にセクハラもした」と言いがかりをつけられて、そのことで体調を崩したことも・・・・。

そういったこともあり、学校では1人でいることも多く、休み時間は1人で読書をすることも。



その後、高校生になってからは電車で約1時間半の高校に進学。

放送部に所属し、裏方の仕事をこなしていたが、1人でいることも多かったという。



高すぎる理想

岡山駅突き落とし事件: 高すぎる理想

そんな少年は高校1年生の時、「東大に行く」と東大農学部を志望。

2年生の時には「京大医学部」を志望していた。

クラスでは上位の学力を有していたが、東大や京大に行けるほどではなかった。

その為、担任は

よく勉強は頑張っている。理想を目指すよりも現実を考えてほしい。地方の大学なら推薦できます。

と至極まっとうな意見をしてくれた。

でも、少年は頑固な一面もあり、その意見を聞き入れることはしなかった。



心理的に追い詰められていた?

岡山駅突き落とし事件: 心理的に追い詰められていた

理想を追い求めたが、高校3年の秋には「経済的理由」により大学進学が叶わないと判明。

12月の期末試験では成績が少し下がるなど、学力でも理想が遠くなった。

そして、

就職する為に簿記の資格をとって、事務仕事をしたい。4月から知り合いに頼んで、アルバイトをしながら金をためる

と社会人になることを決意したが、その職探しも難航

事件前日まで就職活動をしており

  1.  進学を諦めなければならなかったストレス
  2.  難航する就職活動

で心理的にも追い詰められていたのかもしれない。



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土浦連続殺傷事件のニュースを受けて

実はこの事件が発生した同時期に茨城で無差別殺傷事件が発生。

それが「土浦連続殺傷事件」。

未成年が「8人の人間を無差別に殺傷した事件」で、事件前日の24日夜に報道された際、

「こんなことをしたらあかんで」

「うん」

と返事をしていた。

もちろんこの事件と土浦の事件は何の関係もないが、一部では事件に触発されたと言われている。



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事件の発生

岡山駅突き落とし事件の発生

少年は25日の朝に家出。

  •  白いシャツと黒のズボン
  •  ショルダーバッグ
  •  多少の現金
  •  刃渡り12㎝の果物ナイフ

の持ち物で、行く当てもないまま家出をする。

そして、少年は兵庫県姫路市の網干駅でJR線に乗り換え、同日午後7時ごろに岡山駅に到着。

誰かを刺し殺す」と考えていたが、駅の外に出る決心はつかず、再び駅構内に戻った。


被害者の突き落とし

岡山駅突き落とし事件: 被害者の突き落とし

少年は駅構内に戻り、しばらく経った午後11時5分。

JR岡山駅の山陽線ホームで、電車待ちの列の先頭にいた当時38歳の県職員男性を狙った。

左後方から近付き、背中を無言で押して男性をホームに突き落とし殺害。

その他帰宅途中の乗客の証言により、少年は逮捕された。


犯行動機

岡山駅突き落とし事件: 犯行動機

少年と男性は何の面識もなく、無差別殺傷であった。

少年の犯行動機は

誰か人を殺害すれば刑務所に行ける。誰でもよかった。ナイフは人を刺そうと思って持っていた。

と供述。

ありとあらゆるストレスから犯行に及んだといわれているが、同級生は

自分から危害を加えるような感じではなく、人と接するのも苦手そうだった。今でも信じられない。

と供述した。



押収された漫画類

岡山駅突き落とし事件: 押収された漫画類

犯行後、29日に県警は少年の自宅を家宅捜査。

自宅に残っていた携帯電話や漫画、参考書が押収された。

  1.  ひぐらしのなく頃に
  2.  DEATH NOTE

などが押収され、県警は犯行動機につながったのではと捜査。

漫画、アニメ好きからしたら流石に「漫画が悪い」風にされるのは許せません。


事件の裁判

岡山駅突き落とし事件の裁判

岡山検察は精神鑑定を行い、「広汎用性発達障害」と診断。

広汎性発達障害

広汎性発達障害とは、自閉症やアスペルガー症候群、その他の自閉症性疾患の総称です。その中で知的障害を伴わないものを高機能広汎性発達障害といいます。

アソウ・ヒューマニーセンター運営サイト

そして、2009年6月17日に岡山地方裁判所が

懲役5年以上10年以下の不定期刑に処す

と言い渡し、少年は佐賀少年刑務所で服役し、判決通りなら少年は出所をしている。



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被害者遺族のコメント

岡山駅突き落とし事件: 被害者遺族のコメント

この事件で、亡くなった仮谷国明さんの葬儀は28日に行われ、岡山県知事も訪ね、

人望があり温厚で、将来を嘱望されていた。無念だっただろう

と語った。

そして、葬儀では国明さんの長女の手紙が読まれた。

いつもお仕事頑張ってくれてありがとう。つらい目に遭ったと思うけど、みんな父さんを心配していた。とても悲しくてなりません

中国新聞

国明さんの祖父要さんは少年に対して

しっかりと償って、社会に出たら世の中のためになる青年になってほしい。

と話した。


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まとめ: 岡山駅突き落とし事件はこんな事件

まとめ: 岡山駅突き落とし事件はこんな事件

今回は未成年犯罪の岡山駅突き落とし事件について紹介させていただきました。

今現在は18歳からでも罰則が厳しくなるように法改定がされました。

たとえ未成年であっても、私は命を奪うような人間は許しませんが、少年がしっかりと更生していることを願います。


という訳で今回のまとめ

  1.  岡山駅突き落とし事件は2008年3月25日に発生した事件
  2.  当時18歳の未成年が面識のない男性をホームに突き落とした
  3.  男性は体を強く打ち、死亡
  4.  経済的ストレスや、大学進学が出来ないストレスから犯行か
  5.  事件の前に「土浦連続殺傷事件」が起き、影響を受けたか
  6.  少年には5~10年の不定期刑が言い渡される

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