WiFiの「G」や「A」の違いは?どちらがおすすめか?

WiFi
この記事は約10分で読めます。

今回お話しするのは

WiFi

「G」や「A」

についてです。

WiFiの接続先でちょっと疑問に思った人もいるかもしれないので解決できればいいなと願ってます。

 

 

WiFiの「G」や「A」とは?

WiFiの「G」や「A」とは?

WiFiの「G」や「A」などは画像でも見たことあると思いますが

  • Buffalo-G-11111
  • Buffalo-A-11111

の2種類などです。

これを見ると「どっちに接続すればいいのか?何が違うのか?」と思います。

これは利用している周波数帯を表しており

  • G: 2.4GHz
  • A: 5GHz

を意味しています。

それぞれの違いを見ていきましょう。

 

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「G」は障害物に強い

「G」は障害物に強い

Gは「2.4GHz」という周波数を用いておりAに比べて障害物などに強いメリットがあります。

その反面「2.4GHzはその他の機器も使っているので干渉を起こしやすい」ことが挙げられます。

要はBluetoothや電子レンジ、電話機など電波を発生させる機器と電波干渉を起こしやすいことです。

ちょっとまとめてみましょう。

特徴&長所

  1. 多くの端末が対応している
  2. 壁や床の障害物に強い
  3. 遠くまで電波が届きやすい

 

短所

  1. 色々な製品で使用される帯域なので混雑して不安定になりやすい
  2. マンションなどではほかの部屋からの電波の影響も受けやすい
  3. 5Gに比べ通信速度は遅い

 

 

「A」は高速通信向け

「A」は高速通信向け

「A」は「5GHz」という周波数帯を用いています。

これはルーターなどに用いられる事が多い周波数で他の機器と干渉しにくい特徴があります。

さらに、高速通信も可能になっているという特徴があります。

 

しかし対照的に障害物に弱く通信距離が遠くなると電波が弱くなる、端末によっては5GHzに対応していないといった特徴もあります。

これもまとめてみます。

 

特徴&長所

  1. 基本ルーター以外で使用されない帯域
  2. 非常に繋がりやすく安定
  3. 2G(2.4GHz)と比べて高速通信可能

 

短所

  1. 旧世代Wi-Fi端末の場合5GHzに対応していない場合がある
  2. 壁や床などの障害物に弱い
  3. 通信距離が長くなると電波が弱くなる

 

 

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「G」と「A」では通信規格が違う

「G」と「A」では通信規格が違う

先ほどはそれぞれ「G」と「A」のそれぞれの大まかな特徴を挙げましたが、その「G」と「A」の中にも色々な規格があります。

この規格とは「通信規格」のことを差しており、国際的に決められたものです。

似ているようで利用している技術の違いから最大通信速度が違うことが特徴です。

  1. 「G」の通信規格
  2. 「A」の通信規格
  3. 「G」「A」に共通する通信規格
  4. 一般的にまだ普及していない通信規格

 

「G」に用いられている通信規格一覧

「G(2.4GHz)」では主に4つの通信規格が利用可能です。

項目 11g 11b 11n 11ax
通信速度 54Mbps 11Mbps 600Mbps 9.6Gbps

 

 

「A」に用いられている通信規格一覧

「A(5GHz)」で用いられている通信規格は以下のようになります。

項目\規格 11ac 11a 11n 11ax
通信速度 6.9Gbps 54Mbps 600Mbps 9.6Gbps

11acは最も使用されており,11nよりも10倍以上の速度が出ます。

しかし障害物に弱いという特徴があるので遠距離の通信には不向きとなります。

 

 

「G」と「A」共通で用いられる通信規格

本来「G」と「A」の通信規格は互換性がありません。

そこで生まれたのが「11n」と「11ax」です。

 

このおかげで

  • Gのデメリットの通信速度を克服
  • GとAの両方を使える

という大きなメリットが生まれました。

今のルーターはこの「11n」に対応した端末がほとんどなので11n対応のルーターを選んでも問題ありません。

 

また、「11ax」は対応した端末もそこまで多いわけではなく、ルーター等もあるにはありますがお値段が高いです。

パッと見ただけでも安くて1万円近く、高いので3万円ほどしてました。

とはいえ、11axは今後一般的に普及していくので今は購入しなくても今後選ぶ際は対応機種も考えていきましょう。

 

 

(ちょっと番外編)一般的に普及していない通信規格「11ad」

実は調べていた時に「60GHz」という高周波数帯を利用した通信規格がありました。

その名も「11ad」、別名「WiGig」です。

 

これは2019年11月段階でも11ad搭載ルーターは数が少なく、対応端末も少ないです。

少なくとも調べたところ、Amazonでは「R9000-100JPS」(割引なしで約6万円)だけでした。(他にもあるとは思います。)

これもいずれ普及していくと思いますがそれもいつになるのやら。

「G」と「A」はどちらがおススメか?

ではこの「G」と「A」はどちらがいいのかという話なんですが、全く分からない人なら「G」にしてもいいと思います。

ですが、そんな適当はいけないのでいくつかの場面を考えます。

  1. ルーターから遠い所で使用している
  2. ルーターに近い所で使用している
  3. 電波干渉が起きる可能性があるとき
  4. 端末関連で問題があるとき

 

ルーターに近い場所で端末を使用するとき

先ほども伝えましたが「A」は

  • 高速通信
  • 非常に繋がりやすい

などのメリットがありますが、これは基本的にルーターに比較的近くないといけません。

室内で使う場合は同じ部屋じゃないと上の恩恵を十分に受けることは難しいでしょう。

実際ルーターを1階において2階においてAを使用するとちょっと繋がりが悪いかなと思います。

逆に同じ部屋で使用すると上のメリットが結構感じれます。

 

 

ルーターから遠い場所で端末を使用するとき

「G」は障害物などに強いというメリットを生かしてルーターから離れた部屋でネットをよく使う人なら「G」の方がいいでしょう。

例えば自分の部屋にデスクトップPCがあり、ルーターはリビングなどにある場合です。

 

もちろん「A」でも繋がるんですが安定性は低めです。

一番いいのは「ルーターに近づく」なんですが,自分の部屋で利用するときは「G」の方が比較的安定しているでしょう。

 

電波干渉が起きる可能性があるとき

電波干渉が起きる可能性があるとき

WiFiが電波干渉する場合は、Aを使用してください。

Aは電子レンジやBluetoothなどが使っていない5Ghzの周波数帯で通信を行います。

そのため電波干渉が少なく、通信障害も起きづらいため安定した通信が可能です。

特に自宅では家電等の電波を気にせず、使用できるためストレスがありません。

Gでは電波干渉がひどく通信が安定しないなら、Aを選択するようにしましょう。

 

端末関連で問題があるとき

これは古い端末(携帯やゲーム機)などを利用している人に関係してきます。

基本は5Gなどにつなげれば問題ないんですが先ほども述べましたが、端末によっては5Gが対応していないものもあります。

そうなった場合は2Gしか使えませんが、動画視聴やゲームプレイなどは快適とはいえないでしょう。

使用端末が「5G対応」かどうかはそれぞれ端末の詳細で調べましょう。

 

 

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「GW」と「AW」に似ているが要注意

「GW」と「AW」に似ているが要注意

また「G」と「A」に似ている名前として「GW」と「AW」があります。

これらは基本的には同じなんですが

  • 通信速度が遅い(54Mbps)
  • 通信方式が古い
  • セキュリティーが脆弱

といった特徴があり、特に3つ目が問題です。

なので語尾に「aw」や「gw」とついている場合は選ばないようにしましょう。

 

 

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まとめ

今回は「A」「G」に関するお話をさせていただきました。

  1. WiFiの「A」や「G」は二つの通信方法
  2. 高速通信向きの「G」
  3. 安定して遠くまで通信をしたい方向けの「A」
  4. それぞれ場面に応じて使い分けが必要
  5. 「gw」「aw」はセキュリティに脆弱性がある

 

WiMAXの位置づけと要求していた周波数帯域の解説
ここではWiMAXがどのようなネットワークに位置しているのかをネットワークの紹介と共に解説。 そしてWiMAXが当初狙っていた周波数帯と将来的に欲していた周波数帯も解説!!
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